日本からアメリカやオーストラリアのボーディングスクールに入学する年齢として、もっとも多いのが15歳から16歳の子供たちです。ちょうど中学3年生から高校1年生にあたります。中学3年生は、高校受験という大きな岐路に立たされる年齢です。日本の高校に入学して有名大学への進学を目指すか、それとも外国のボーディングスクールに入学して海外の有名大学を目指すかを考えたうえで、海外のボーディングスクールを選んでいることがわかります。
子供たちのなかには、国内の有名な進学校に合格しているのにもかかわらず、外国のボーディングスクールを選ぶ子供もいます。高校に入学した後に、高校を一時休学したり退学してから、海外のボーディングスクールに入学することもありますが、せっかく入学したのが無駄になってしまうので、できることなら国内で高校受験をするのか、それとも海外を目指すのかを中学受験の段階で決断するのが望ましいところです。そのほうが、時間も費用も無駄になることがありません。中学3年生や高校1年生以外では、小学校6年生の段階で入学する子供の数が多くなります。
こちらも、ちょうど中学に進学する時期であるため、区切りがいいのが人気の理由です。小学校6年生の段階で入学したほうが、中学3年生になってから入学するよりも、語学の習得という点で有利だと考えられています。年齢が低いほうが、語学の習得スピードが速いためです。語学を早く習得できれば、他の教科の学習も楽になるため、できるだけ早いうちに入学することが推奨されています。