日本の教育が問題になるたびに比較されるのが、欧米の教育です。特に日本からの留学生が多いアメリカは、比較されることが多いです。アメリカでは、生徒の個性を活かす教育が行われている学校が多いのですが、理想の教育を行っていると言われているのが、ボーディングスクールです。クラスの平均人数は12名ほどで、生徒の能力を最大限に引き出せるように、様々なカリキュラムが組まれています。
日本では、教師の言っていることを一方的に聞いていることが多いですが、アメリカでは違います。クラスでは、生徒の意見が求められ、生徒も積極的に自分の意見を言います。ディスカッションも盛んに行われます。教師と生徒のコミュニケーションも抜群です。
ボーディングスクールは、スポーツや芸術活動にも熱心です。広いキャンパスには、最新設備が整ったスポーツジム、演劇や音楽活動を行うための劇場、温水プールなど、様々な施設があります。週末になると、スポーツ観戦や観劇、観光などのプログラムが組まれ、教師が生徒を引率して連れていきます。ただ、強制ではありません。
プログラムは登録制で、生徒は自分のやりたいプログラムを選択することができるのです。進路指導については、進路指導を行うカウンセラーがいて、生徒に大学選択についてのノウハウを教えてくれます。日本人留学生の中には、治安を心配する人が少なくありません。アメリカは、治安が問題になることが多いのですが、ボーディングスクールは、セキュリティがしっかりとしているので安全です。